読み手の意識と
語り手の意識。
別物なのにどうやって同じように……
読み手 私
語り手 物語の登場人物達
そうなんて言うか、
物語の中で、語り手たちが生きている。
物語を読まれるのを待っている。
だが、読み手には
彼らは文字の中の者で、それ以上でも、
それ以下でもなく、私たちの概念では
彼らは読み手の頭の中、文字の海、
読まれることによってそれが生きる。
生きている…?
読まれる、意識される、認識される
読まれない、意識も認識もされない。
シュレディンガーの猫みたいだな。
読み手の認識、登場人物たちの性格と、
語り手の性格は違ったものになる可能性は
捨てきれない。
=演じていると役の性格が同じものとは限らない。
役者。演出者。道化。
そんなとこだろうか?
本は読まれないとその物語は始まらない。
認識するものがいないから
人も…