空想思考

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女王と下僕は結婚出来るか?

女王と下僕

 

この関係性は

女王が 上 で下僕が 下 という

位置づけにより、成立している。

 

では逆に、位置づけを無くせば

女王=下僕になるので、

女王という肩書きも、下僕という象徴的名も

要らなくなるという事だ。

 

後輩との会話でこの話は出てきた。

 

女王と下僕が結婚出来るかという話で、

彼女はヒエラルキーと階級の問題だと

答えたが、

私は、プライドの問題だと答えた。

 

何故なら、

ヒエラルキー等は、肩書き、象徴、飾りとして見れば、

その人に何ら関係の無いものだと分かるからだ。

 

他者が付けたもの、

自ら纏ったもの、

必然的に付いて回るもの。

 

それさえ(?)除けば、

女王は、

その役職、権限、象徴、力を持って誇示されるからだ。

今上げた四つ以外にもあるだろうが、

今はこの四つに絞って語ろう。

 

下僕。

これはまたひどい名で、

存在は劣等、忠義、

もしくは、力による抑圧された存在。

 

女王はその下にいる者が無ければ、

その存在すら無い者だ。

 

なら、女王となる者は、

血、家柄、名、それに対する名声、

まぁ、ブランドと同じ様なものだ。

 

これについてはヒエラルキーの話でしたと思うから、書く必要はないだろう。

 

偉いのも、名声や、力や、権力があるのは、

その家が代々培ってきたものか。

誇りとして守り抜いたものか。

象徴として崇められたものだろう。

 

それらを除けば、女王はただの“人”だ。

偉い理由でも、優れている理由でも、

力や、権力がその身一つにかかっている訳はではない。

 

だから、

女王と下僕が結婚出来るかという話に対して、

私はプライドの問題だと答えたのだ。

 

階級や、ヒエラルキーなど飾りだ。

本当に愛し合っているのなら、

駆け落ちなり何なりしている事だろう。

 

それをしないのは、

プライドの問題が一番大きいのではないだろうか?

 

これが私の見解。