空想思考

メモ書き。考察、見解。その他

ギャルリ・ミレー 先入観

絵の見え方は客観的かつ、

自分の知識の主観でしかない。

 

説明を読まずに物思いに耽ってる人の絵を見ると、

何を悩んでるんだ?何を見てるんだ?

何を考え込んでるんだ?

なんて思えてくる。

 

だが紹介文を見れば

奥さんを無くしたその悲しみに思い耽り、

悲哀…いや、心がどこかに行ってる様を描いたものだ。

(少々文が違うかもしれないが)と書かれてあった。

 

これは客観的でしかなくて、

ほんとにそうなのか?

そう描いたのかと考えてしまう。

 

本人から聞いたわけでもなく、

それを見た訳でもなく、

作品の紹介文を見てほおほおと納得するのがはたして正しいのか?

 

そして、その紹介文を見て絵を見ると

哀愁や、悲哀を感じるように見えてくる。

 

それはそう書いてあったから、

そうなんだろうと脳が処理したため。

じゃあ最初、絵を見た時感じたものと、

紹介文を見て感じたものの考え方の違いは?

 

先入観か。

やはり絵を見る時は1度ものを見てから、

自分が納得いく、もしくは疑問符を出せるだけ出してから紹介文を読む方が

違った価値観を垣間見れて楽しいな。