空想思考

メモ書き。考察、見解。その他

死者に...求める。その答え

今の私の世界が終わらない限り、

私はあなたに会えないのです。

 

伊藤計劃さんの作品を思い出し

映画のPV等を見ていると、

ふと、そう思った。

 

終わらない限り、存在し続ける。

生きている限り、物語は終わらない。

 

はたしてそうなのか?

 

ただ、自分という存在を

死と隣り合わせにする事で、存在意義を...

自らの存在を、今認識しているこの瞬間を

“本物だ”と

そう思いたいだけではないのか?

 

本当は死者は側にいて、

死者ですら無く、

 

その存在すら、物語の一部でしかないという事をどこかで否定したいだけではないのか!?

 

 この考えでさえ、

誰かの空想で、想像で、インプットされた

設定かもしれない。

それを否定するための確たる証拠も無ければ、肯定する術もない。

 

死ぬも生きるも同じだ。

共に走り続け、共に消える。

(生まれたと同時にまとわりつく、光と影)

 

それが他者との“時間”という概念での

違いがあるだけなのだ。

 

いつか来るかもしれない。

誰かの世界を認識する日が...

 

紙や、電子、音や視覚情報ではなく、

本質を、本能とその存在を。

 

 私が私であることを証明するのか、

私が他者との存在でお互いを認識し合っているのか、

はたまた、

この存在すら、誰かの物語(世界)なのかを...