空想思考

メモ書き。考察、見解。その他

記憶の王女 著 ロデリック・タウンリー より

読み手の意識と

語り手の意識。

別物なのにどうやって同じように……

 

読み手 私

語り手 物語の登場人物達

 

そうなんて言うか、

物語の中で、語り手たちが生きている。

物語を読まれるのを待っている。

だが、読み手には

彼らは文字の中の者で、それ以上でも、

それ以下でもなく、私たちの概念では

彼らは読み手の頭の中、文字の海、

読まれることによってそれが生きる。

生きている…?

 

読まれる、意識される、認識される

読まれない、意識も認識もされない。

シュレディンガーの猫みたいだな。

 

読み手の認識、登場人物たちの性格と、

語り手の性格は違ったものになる可能性は

捨てきれない。

=演じていると役の性格が同じものとは限らない。

 

役者。演出者。道化。

そんなとこだろうか?

本は読まれないとその物語は始まらない。

認識するものがいないから

 

人も…