「さあね。あるいは、冷凍かもしれないし、
ヴァーチャル経シフトしたあとも、
生き続ける人だっているかもしれない。
第二の人生みたいなものかな」
そうなると、事実上、自分が二人になるわけだ。
WWシリーズ 幽霊を創造したのは誰か?
著 森博嗣 より
1部引用。
事実上、自分が二人になるわけだ。
ここであれ?と思ったのが、
自分が二人になる=ある種のドッペルゲンガーなんじゃないか。
と思ったのだ。
たとえそれがVRの世界でも。
分身というより、同じ人が二人。
お互いに意思も、意識も、ある。
もしかしたら、入れ替わりや、
片方を消そうとするかもしれない。
デッドメディアに頼るくらいなら、
滅ぶ肉体を捨てて、バーチャルへ行って、
仮の身体で外へ出る。
別の見方をすれば、家から出て、
どこかへ行って、帰ってくる感じかもしれない。
でも、意識や、感じた事や、感覚を共有する時に、違和感や、不快感を感じるかもしれない。
お互いに別の場所を行き来してるのだから。
お互いに1人として存在しているのだから、
ある意味、互いに籠の中の鳥で、
互いの知識は書籍に近いものかもしれない。
今の私達にとってはただのVR。
進化し続けるならば、
私達は何になるのだろうか?
コピー…分身に近いか。
分身を生かすも殺すも、オリジナルと主張するあなた次第。