客寄せパンダとはよく言ったものだ。
実際、パンダは可愛い。
好んでいる人も多いと思う。
今回はパンダについてではなく、
客寄せについてだ。
街を歩けば誰かしら
ブランド物、本、携帯、装飾品、衣類も合わせて(一見して目に付くもの)
を身に付けている。
服を着て歩く=歩くマネキン。
本を読みながら、
もしくは本を持って=歩く広告
携帯=持ち運ばれ、便利だとされる...
電波塔...いや、渡り歩く掲示板の様なもの
と言うべきだろうか?
人は、自らが何かしら広告として
使われている事に気付かない。
気づく必要すらないのかもしれない。
有名な人が持っているから。というだけで、
それには別の価値が付けられる。
傍目から見れば、
ダイヤモンドは綺麗なだけのただの石。
または、炭素の塊。
だが、それを人はただの石ではなく、
宝の石と称した。
それを身につけて歩けば、気づく人は気づくだろう。
気づく人にとっては、身に付けている人は歩く広告(マネキン)も同然なのだ。
自分がそれを付けて輝く...
と言ったらおかしいかも知れない。
他人と少し違うという事を知らしめるためだけに提示されたそれを、
持っていない人にとって魅力的であるが為に
自らも。と、買いに走る姿は
歩く広告にしてやられたな。
と、言わざるおえないかもしれないし
違うかもしれない。
人は他者を鏡に、そして、自分を付箋という広告塔にしてるのかもしれないな。