空想思考

メモ書き。考察、見解。その他

デジタルクローン(脳の電子化)についてのメモ

人の脳の電子化についてのメモ

 

SF好きな私にとっては面白い話なのだが、

実際自分の脳を電子化しようという試みには少し恐怖を感じた。

メリットはあると思う。

肉体を捨てることによっての生命維持のコストや、

病気や怪我に対するリスクが大幅に減少することに関しては、

いい事だと思う。

その分別の事に時間をかける事が出来るから。

だが、食に対する楽しみが減ってしまうのは残念な事だと思う。

電子化が進むにつれて、食べ物の味とかもわかるようなる可能性はある。

 

完全にヴァーチャルの世界に移ってしまえばそれも叶う日も来るだろう。ということ。

肉体がある事のデメリットも大きいが何より、

自分の思想がどうなるのかが知りたい。

肉体があってこその、この意識、思想、だとしたら

ヴァーチャルに移行した時、

電子化された時、果たしてそれは私なのだろうか?

 

やはり

意識を一度外に出してしまったらもうそれは、

私だったもの。私の一部、私の模倣品、

私という意識のコピーで、私という位置個人ではなくなってしまうのではないだろうか?

 

伊藤計劃さんの「ハーモニー」のように

意識の集合体に近い状態へシフトしてしまうのではないだろうか?

巨大な肉体を持たない脳として、、、

 

解離性同一性障害や、多重人格の方のイメージが一番しっくりくるかな。

ひとつの体(ネットワークの中)にたくさんの人格があり、

表に出るのは肉体がひとつな為に出られないだけで、

別の動かせる肉体を与えると、

その別人格は個人として成り立つ

 

そうすれば、人間は?

人だと思って、意識しているこの体は

もしかしたら誰かの脳内で、その中で作られた物語。

もしくは誰かの夢。

という説が本当にあるかもしれない。

観測できない時点で、与太話になってしまうが、

そんな妄想をするのはいつだって楽しいな。

 

可能性を膨らませて、それを惜しげも無く語り、

誰かが物語にしてくれたなら、きっと面白いだろうな。

 

いつものように脱線してしまった。

だがこういう物も楽しいからいいかもしれない。

思いついた事を書き留めておくだけで、楽しいのだから。