P122〜p123
子供ははじめ「すべての命の根拠」である母親に愛着する
子供ははじめ自分を無力だと感じ
全てを包み込んでくれる母親の愛を求める
その後、愛を向ける中心として、父親を求めるようになる
父親は思考と行為を導いてくれる原理
ほめられたい、父の機嫌を損ねたくない欲求
じゅうぶんに成熟すると、子供は守ってくれる母親からも、
命令する父親からも自由になる
ー自分自身の内に母性原理と父性原理をつくりあげる
自分自身が父であり母であるー
ー愛するということ 著フロム よりー
考察
守ってくれる母 導く父
愛してくれる 正しくあれと
どちらも愛している
大丈夫だと言ってくれる存在(母)
よくやったと褒めてくれる存在(父)
どちらも守ってくれる…(だけど…?)
正しくありなさいという父
心の思うままにありなさいという母
どちらでもありたいと願う子供
正しく思うままに自由で飛び続けたい
=知ること、きくこと、(信じること)
綺麗だと思う心を大切にして、そうありたい心を信じて、
正しくあり続けようと思う心(父)
大切にいちばん辛い時は傍にいられるように、
気づける様に(母)
一番最初に産まれるまで繋がっていた母の愛を感じ続けたい。
守ってくれる。守られていた状態でいたい。
その状態から色んなことを知り、
父の知識と思考、規律を学び、
正しくあろうとする。自分で歩くために。
そうして、世界を見ようとする。
その先にあるものを知りたいから。
でも守られたいという心理はどこかにある、
守られたい(子)、守りたい(両親)
自分の中に父であり、母であり、子である世界の確立。
何も望まない訳では無い。
使い分けている?
誰でもあり、誰でもない。
成熟するためには?
自分自身を成長させ、より良くしようとすること
=母の愛と父の導き(良心?)をもって
正しくあろうとするための努力?
道徳的に自立しようとする心?